みなさんこんにちは。膝小僧です。
今回は私の趣味の一つである、落語についてつらつらと書いていきますのでお付き合いいただければと思います。
ところで、落語・落語家についてどんなイメージを持っていますか?
- 笑点の大喜利
- じーさんばーさんの趣味
- 古くさい
- 難しい
- 敷居が高そう
このようなイメージを持たれている方も多いのではないのでしょうか?さらには、テレビ等でも落語を見る機会もほとんどない(放送されない)ので、触れることが少なく、知らないままなのは勿体無いと言うことで一つのきっかけになればなーと思いますのでお付き合いください。
落語にハマったきっかけ
そもそも私がなぜ私が落語を好きになったのかというと、『ためしてガッテン』というTV番組がきっかけです。
『ためしてガッテン』とはNHKで放送されていた番組で、落語家・立川志の輔さんが司会として出演されていました。失礼ながら、当時の私は志の輔さんが落語家であるということを知りませんでした。落語家といえば、『座布団に正座して着物着た斜に構えながらクスッと笑える面白いことを言う人』と言うあまりにトンチンカンなイメージでした。
『ためしてガッテン』での志の輔さんはスーツを着ていらっしゃったので、落語家であることに気づかなかったのです。ただ、番組での志の輔さんの司会は
- 滑舌良く声が聞き取りやすい
- 『間』の取り方、話のリズムが小気味いい
- 話のまとめ方が上手くスッと入ってくる
など、話し上手な人だなーと思っていました。
のちに彼が落語家だと言うことを知って、『こんなに話が面白い人の落語ってやっぱ面白いんかな?』と興味を持って、レンタルビデオ屋で志の輔さんの落語のCDを借りて聴いたのがきっかけでした。
落語の魅力
ただ、最初に聞いた時は面白いと思ったけれども、何度も聴くようになるとは思いませんでした。私が思うに、落語の魅力の一つに聴けば聴くほど、噛めば噛むほど味がするスルメのような味わいが感じられるところではないでしょうか。
古典落語は江戸時代頃に作られた噺であることから、難しい言い回しや、表現も出てきますが、繰り返し聴くことで理解が深まり違った印象を感じます。オチがわかっているのに、それでも何度も笑ってしまうのは落語のすごいところだと思います。
古典落語は同じ噺であっても落語家によって、間の取り方などによって変わって聞こえるのが面白いところです。人情噺をしっぽりと話す落語家さんもいれば、人情噺をであってもクスッと笑える要素をふんだんに詰め込んでくる落語家さんもいたり、同じ噺であっても個性が出るのも面白いポイントです。
初心者におすすめの落語・落語家
落語の話の多くは江戸時代から明治が舞台になっていることが多く、今の時代とは異なる文化や考え方も多いため、噺に違和感を感じる方もいらっしゃると思います(そこを丁寧に説明してくれる落語家さん、サッと進める落語家さんなどタイプが違います)。
『わかりやすい・簡単なのがいい』と言う方であれば、新作落語(創作落語)をお勧めします。
江戸~明治に作られた古典落語に対して、新作落語は現代の落語家さんのオリジナルの話なので、日常生活での滑稽噺や現代のあるあるネタを噺にしているので、非常にわかりやすく、誰でも楽しむことができます。
初心者向けのおすすめの落語家と問われれば、やはり立川志の輔さんがオススメです
古典落語、創作落語どちらも非常にわかりやすく、上記の時代背景の違和感などを丁寧に説明してくれる落語家さんです。滑稽話が特に面白く、ジワリと笑えると言うよりかは、爆笑してしまう破壊力のある噺家さんです。
『志の輔らくごのごらく』は1〜6までありますが、こちらの1がオススメ。新作落語と古典落語とが1席づつ収録されており、どちらもわかりやすく、まくらもめちゃくちゃ面白いです。
春風亭一之輔さんも若手No1と言われるほどの落語家です。特徴は新作から古典まで非常にわかりやすく、若者からの支持も多い実力派です。
1席の流れ
落語には大まかな流れがあります。
本題に入る前の掴みの話。ただの世間話ではなく、スムーズに本題に入るための掴みなので、関連を持たせたりします。
話のメインにあたるところ
いわゆるオチ。最後にオチをつけて噺を完結させる
私ははじめこの流れを知らなかったので、『ん?なんか知らんけどいきなり話が変わったぞ?』と戸惑った記憶があります。これさえわかっておけばとりあえずオーケーw
まくらに関しても落語家さんによって特徴のあるところで、正直ここだけでもめちゃくちゃ面白い。まくらの名人とされる十代目柳家小三治(1939年12月17日 – 2021年10月7日)の『まくら』のみを集めた書籍も面白かったです。
最後に
と言うことで、今回はオススメの落語・落語家についてにでした。数年前から密かな落語家ブームもあって、人気落語家の高座はチケットも早期完売してしまう程の大盛況ぶりです。
今はNHKやYouTubeなどでも落語を見られるのでぜひ好きな落語家、噺を見つけてください。『みんなのランキング』さんで好きな落語家ランキングもありましたので、こちらも参考になるのではないでしょうか。
基本的に落語は『寄席』と呼ばれる会場で楽しむことができますが、地方での巡業の際は多目的ホールなどで行われることが多いです。ただ、人気落語家だとほんとすぐ売り切れになってしまうので注意。
それではまた。