通勤・通学・お買い物…毎日自転車使う方にとっては結構困りますよね。そう。私もです。小降りだからとカッパを着ずに出た帰り、本降りになってびしょ濡れで帰宅したことないですか?
でもカッパってめんどくさいし・・・でも濡れるは困るし・・・
と色々考えて、ちゃんと対策しよう!と思いたった今日。どんな対策が一番いいかというのをあれやこれや考えたので自転車乗りの方、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
傘をさしての自転車運転は絶対NG!
まず、前提として「自転車乗りながら傘差せばええやん」と思っている方。それ絶対NGです。危ない!
傘差し運転は視野が狭く、片手を塞ぐことになり安定を失う危険な行為でめちゃくちゃ危ないです。
雨の日は路面が滑りやすく、ブレーキも効きづらくなります。いくら運転に自信があっても道路は自分ひとりで走っているわけではないので、車のスリップや運転ミスに巻き込まれることがあります。
最近自転車の危険運転に関するルールが厳格化されて、令和8年4月1日からは反則金5,000円も適用される見込みとなっています。
反則金で済むめばいいんですけど、最悪の場合命を落とす事故にもつながる恐れがありますし、絶対やめましょう。
雨の日の自転車に最適なカッパの条件とは?
それでも、「カッパ着るの、正直ちょっとめんどくさいな…」と思いますよね?わかります。
ここでは、「めんどくさい」を解消しながら、本当に使えるカッパを選ぶための条件を紹介します。
これを知っておくだけで、雨の日でもびしょ濡れストレスとはサヨナラできます。
カッパがめんどくさい理由
まずは、みんなが思ってる“カッパがイヤな理由”を整理してみましょう。
- 着るのが手間(出かける前の3分が惜しい)
- 蒸れる・暑い・ベタつく
- 視界が悪くなる(フードがズレて前が見えない)
- 動きづらい(裾や袖が邪魔)
- 出先で濡れたカッパの扱いに困る
つまり、この「めんどくさい」を少しでも解消できれば・・・というのを選びたいですよね。次は選び方のポイントを解説します。
選び方のポイント|“ストレスゼロ”のカッパを選ぶ4つの条件
「カッパってどれを選べばいいの?」
──そう思ったら、まずこの4つをチェックしてみてください。
どれも、“雨の日のめんどくさい”をなくすためのカギです。
① しっかりとした防水性は大前提!
どんなに動きやすくても、濡れてしまったら意味なし。
自転車で雨に打たれる時間を考えると、耐水圧10,000mm以上はマストです。
数字だけ見ると難しそうですが、要は「長時間の雨でも中に染みてこないレベル」。
さらに“防水テープ処理”がされているモデルなら、縫い目からの浸水も防げます。
「小雨くらいなら大丈夫でしょ?」と思っても、
風で雨が横から吹き込む自転車では、防水力が命なんです。
② 動きやすさとフィット感で快適さが変わる!
防水性能が高くても、動きづらければストレスのもと。
ペダルを漕ぐ姿勢に合わせて設計された立体裁断や、
袖口・裾を調整できるベルクロ仕様があると、動きやすさが段違いです。
また、体にフィットしすぎない“ちょうどいい余裕”も大切。
風のバタつきを防ぎながら、インナーを着込む余地も確保しましょう。
③ サッと着られる“ストレスフリー構造”
雨が降り出してから「うわ、今から着るのか…」となるのを防ぐには、
前開きジップ式やスナップボタンタイプなど、素早く着られる構造を選ぶのが鉄則。
さらに、フードや裾のドローコードが片手で調整できると最高です。
「面倒だから今日は着ない」なんて思わなくなるほど、“着やすさ=使う気になる設計”がポイントです。
④ 出先でサッと収納できる“携帯性”も重要!
雨がやんだ後、ビショビショのカッパをどうするか――これも意外と盲点。バッグやカゴにそのまま突っ込むと、他の荷物まで濡れてしまいます。そもそもスポーツタイプの自転車はカゴがないことが多いですし、濡れたカッパをそのままカバンに・・・なんて絶対したくないですよね。
そんなときに便利なのが、収納袋付きモデルやバッグイン仕様のカッパ。
軽量でコンパクトにまとまるタイプなら、
「降るかも?」な日でも気軽に持ち歩けます。
💡ポイント:
出先で“しまうストレス”が少ないほど、雨の日の行動がスムーズになります。
ポンチョ派?セパレート派?どっちが正解?
ここでポンチョタイプってどうなの?と思った方もいるはず。
結論から言うと、個人的にはセパレートタイプの方がいい気もしますが、ここでは、それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。
ポンチョタイプの特徴|“サッと着られる”スピード派に◎
メリット
- とにかく着脱がラク!
リュックを背負ったままでもかぶるだけでOK。突然の雨にも即対応。 - 通気性が良くムレにくい。
体をゆったり包み込む構造なので、風通しが良く、蒸れを軽減。 - 自転車の前かごごと覆えるタイプもあり。
荷物が濡れにくく、通学・買い物時に便利。
デメリット
- 風にあおられやすい。
走行中にバタつきやすく、強風の日は注意が必要。 - 足元は濡れやすい。
裾が開いているため、長時間走るとズボンや靴が濡れることも。 - スポーティーさに欠ける。
通勤などフォーマルなシーンではややカジュアルすぎる印象も。
🟢 ポンチョタイプはこんな人におすすめ!
セパレートタイプの特徴|“しっかり防ぐ”本格派におすすめ
✅ メリット
- 上下で防水性能が高い!
パンツまで防水なので、長時間走っても濡れにくい。 - 風の影響を受けにくく安定。
体にフィットする構造で、走行中もバタつかない。 - 見た目がすっきり。
通勤にも使いやすく、シンプルで機能的なデザインが多い。
❌ デメリット
- 着るのがちょっと手間。
上下を分けて着る必要があるため、急な雨には不向き。 - 収納時にかさばる。
ポンチョより重量もあり、荷物として嵩張るので持ち歩きは少し面倒。 - ムレやすいモデルも。
フィット感が高いぶん、通気性に注意が必要。
🟢 セパレートタイプはこんな人におすすめ!
どっちを選ぶべきか?
| 用途・シーン | おすすめタイプ | 理由 |
|---|---|---|
| 通勤・長距離 | セパレートタイプ | 防水力と安定性が高い |
| 通学・買い物 | ポンチョタイプ | 着脱がラクで便利 |
| 急な雨への備え | ポンチョタイプ | バッグに常備しやすい |
| 悪天候でも走る | セパレートタイプ | 雨風に強い設計 |
今の所、こういった基準で選ぶのが正解な気がします。迷ったらセパレートタイプ。
めんどくさいを解消!雨の日におすすめの自転車用カッパ3選
と、色々解説してきましたが、結局どれがいいの?という方に3つ選んでみました。
動きやすくて、ムレにくくて、しかもスタイリッシュ。ここでは、雨の日に自転車に乗る人の「めんどくさい!」を解消してくれる本当に使える3つのモデルを紹介します。
① パールイズミ「バイシクル レインウェア セット PC2350」
自転車専用ウェアでおなじみの パールイズミ。
このモデルは、まさに“雨の日通勤・通学の救世主”です。
防水性と透湿性のバランスが秀逸で、ムレ知らず。
裏地はもちろんメッシュ構造で嫌なベタつきを抑えてくれます。
ジャケットの裾はドローコード、パンツの裾はスナップボタンで絞ることができます。
ヘルメットの上からでも被れる大きめのフード設計もポイント。ライトグレーとベージュの2色展開。
② Makku「パノラマ バッグインレインスーツ AS-5140」
「急な雨に備えて、カッパを常に持っておきたい」
そんな人にぴったりなのが、Makku(マック)のバッグインタイプ。
このモデルの最大の魅力は、リュックも濡らさないバッグインスタイルです。およそ30Lのバックパックまでなら背負ったまま着ることができるので、バックを濡らしたくないという方にピッタリ。
付属の小さなポーチサイズにまとまるので、バッグに入れておいても邪魔になりません。
さらに、フードの形状が工夫されていて、視界が広く安全。
防水性も高く、普段使いから通学まで幅広くカバーします。こちらもブルートホワイトの2色展開。
③ 模索中
色々調べてみたんですが、値段・防水性・そして今回の選定基準である「めんどくさいを解消できる度」からしっくり来るのが他に見つかりませんでした。もちろん各メーカーさん必死に商品開発に勤しんでおられるはずなので、他にもいい商品はあるはずですが、今回はこの2点とさせていただきます。
もちろん、「これは!」というのを発見次第、随時紹介していく予定です。
その他雨の日対策
体を雨から守るのがレインウェアですが、手・靴・カバンと他にも濡れたくない場所、濡らしたくない物ってありますよね。最後にあったら便利な雨の日対策のグッズを紹介します。
バックを濡らさない|リュックカバー
先ほど紹介したように、カッパにはリュックの上から着ることで、リュックを雨から守ることができるものもあります。もしそうでないカッパを持っている、もしくはリュックが大きくてそのままでは着れないという場合は、リュックカバーもひとつの手です。
だたし、全面をカバーできているわけではないです。肩パットは雨水に晒され、そこからの浸水や、背面から雨水が入ってくることもあるので注意!「肩パットも濡らしたくない」「パソコンが入ってるから浸水は絶対NG」という方は特に注意です。
冬場に助かる|防水グローブ
防水グローブもあると助かります。特に冬場は寒さで手がかじかみ、雨に濡れることで、いっそう寒さを感じてしまいますよね。雨で滑りやすくなったハンドルをしっかりとグリップしてくれるので、安全面でもオススメ。むしろ冬場は雨じゃなくても使いたいアイテム。
ちょっとめんどくさいけど、シューズカバーもあり
最後はシューズカバーです。結局濡れるのって足もとですよね。靴に浸水して靴下が濡れる・・・最悪!!でも防ぐ方法はある。シューズカバーを使えば・・・
でもシューズカバーって携帯するのもめんどくさいし、着脱するのもめんどくさいしあまり使われていないのが実情。かくいう私も使ったことないです。毎回使うのは確かにめんどくさいけど、「今日は本降りになりそうだな〜」なんて日のために用意があってもいいのかもしれませんね。
まとめ|雨の日の自転車、どうしてる?
雨の日の自転車、どうしても気分が下がりがちですよね。
「今日は雨か…」とため息をつく日も、
万全の備えあるあなたなら、「よし、これなら行ける!」と自然に思えるはずです。
快晴が嬉しいのは言わずもがなです。
手間が少なくて、濡れない。そんな“ストレスフリーな雨の日スタイル”を見つける参考になれば嬉しく思います。
