ボートレースで期待値と合成オッズを考慮した舟券の買い方

みなさんこんにちは。膝です。

今回は、ボートレースと期待値の関係についての話になります。

私が実際に、買い目を決めるときに考えること、気をつけていることを紹介していきますのでぜひ最後までお付き合いください。

先に、予想の組み立て方を読んだ後だと、さらに記事の理解が深まると思いますので、是非こちらも参考にしてください。

目次

ボートレースは勝てるギャンブルか?競馬との比較

まずは競艇は勝てるギャンブルなのか?と問われれば、

競艇は勝ちやすいギャンブル

と言うことができます。もちろん運の波はありますが、長い目で見れば公営ギャンブルの代表である『競馬』よりはるかに勝ちやすいと思います。

その理由は、

1・運の要素が他の公営ギャンブルより少ない

2・予想ファクターが他の公営ギャンブルより少ない

3・予想ファクターのサンプル数が多い

4・オッズの歪みが起きやすい

というのが主な理由です。

以下その理由です。

運の要素が他の公営ギャンブルより少ない

競馬は馬の調子、距離、コース、ローテーション、天候、輸送、仕上がり度、出走頭数、枠番、展開etc、運の要素が強すぎるため、絶対的強い馬でもひとつ噛み合わなければ大敗してしまうことはよくあります。

ボートレースにおいては、強い選手や、エンジンがいい選手は多少の不利があっても追い上げてきますし、そこを見定めれることができれば運の要素を少なくすることができます。

予想ファクターが他の公営ギャンブルより少ない

競艇における、予想ファクターは大きく分けて選手の能力、モーター、コース、展開、天候(風)といったところでしょうか。競馬は馬の能力、展開、血統、脚質、馬場状態、コース、距離、ローテーション、枠番etc、など予想におけるファクターが協定よりもはるかに多く存在します。

予想ファクターが少なければ、よりシンプルな予想を組み立て、その買い目に期待値があるかどうかの判断がしやすくなります

予想ファクターのサンプル数が多い

予想ファクターのサンプル数が多いことも勝ちやすいギャンブルである理由です。

競馬は競走馬の横の比較(競走馬Aと競走馬Bの力関係)が難しいのが、予想を難しくしているのだと思います。なぜなら、ほとんど一緒に走ったことのない馬同士が走ってどっちが速いかを決めているわけですからね。

予想サイトでは、『レーティング』なるものを出して力関係を表していますが、これだけ多くのファクターから正確な数値を出せているのかというのは甚だ疑問です。

そもそも過去に5走しかしていない馬のレーティングなんてサンプル数として当てにならないですし、長期休み明けの馬がレーティング通りの能力を持っているのか言われれば疑わしいですよね。

ボートレースでは『勝率、2連対率、平均ST』、と言う明瞭な数値がある上に過去の出走回数、コース実績のサンプルとなるデータもも豊富にあるので、参考にするには十分なデータ量といえます。

オッズの歪みが起きやすい

これも結構起こります。売り上げ金額がそれほど多くないボートレースにおいては、しばし『過剰な人気』というのが起こります。そのため人気に隠れた、期待値が出てくるのもボートレースではよく起こります。

競艇における期待値とは

では、競艇における期待値とは一体なんでしょうか?

そもそも期待値とは、

1回の試行で確率的に得られる値の平均値

のことです。

サイコロ1回振る権利を100円で買って1の目が出たら賞金1000円。

これ絶対にやりますよね?1が出る確率6分の1。100回振れば確率通りなら合計約1,6600円賞金を獲得できる計算です。支出は100円✖️100回=10,000円なので6,600円の儲けになります。

競艇における期待値

競艇における期待値は、

自分の買い目の当たる確率✖️当たった時の払い戻し額

で計算できます。

当たった時の払い戻し額は、払い戻し額の平均(合成オッズ)で計算します。

自分の買い目の的中率が30%で、払い戻し額の平均が購入額の500%であるなら、

0.3✖️500%=150%

と言うことで、期待回収率150%で十分に購入する価値があるといえます。

逆に、払い戻し額の平均が購入額の300%であれば、期待回収率が90%の買う価値のない舟券ということになります。

大事なのは期待回収率から導き出した期待値です。

余談ですが、プロギャンブラーは勝ちを目指してルーレットをすることは絶対と言っていいほどないそうです。

その理由は、ルーレットの種類にもよりますが、期待値(還元率)が約0.97と必ずカジノ側が勝つように設定されており、試行回数を増やすほど0.97に近づきやればやるほど勝つことが困難になるのを知っているからです。

正しい期待値を出すことは不可能

まず、前提として正確な期待値を出すことは不可能です。『おいおい、期待値が大事と言っておいてそれが正確に出せないってどういうことだよ』と思われたかもしれませんが、順番に解説していきます。

競艇の予想販売をしているサイトを見ると『様々なデータを、多角的な視点で、期待値のある的中率と回収率のバランスをとった予想を・・・』などとの文言がよく見られますが、そもそも前提である的中期待度が正確であるなんてことはほとんどありません。

それゆえ、正しくない的中期待度からは正しい期待値を導き出すことはできないです。

というか本当に正しい期待値が出せて、確実に勝てるならわざわざ予想を売りません(笑)。

私だったら予想を売らずにコツコツ自分だけ儲かるように買いますね。

スロットで正しく期待値が出せるのは、『コイン持ち、小役確率、天井までのゲーム数、初当たり確率』等が完全に数値としてオープンになっていることで全ての数値を計算し、正しい期待値を算出することができます。

競馬や競輪、競艇は不確定な数値、数値以外の要素が絡むことで正しく期待値を算出することは不可能なギャンブルなのです。

ここまで読んでいただいた方なら理解していただけると思いますが、ボートレースは勝つ確率をいかに正確に出せるかどうかのギャンブルといえます。

期待的中確率を考える

しかし、先ほども書いたように勝つ確率を正確に出すことはできません。

ただ、それでも競艇は勝ちやすいギャンブルだと言えるのは、期待的中率が感覚的にイメージしやすいからです。なぜなら、

1・そもそも6艇と少ない

2・インコースから順番に有利になっている

3・企画レース等さらにわかりやすい番組もある

具体的な買い方、狙い方としては、

STEP
狙いたいところ、買い目を決める

まずは買い目を決める。

STEP
合成オッズを計算する

簡単な計算方法は後ほど紹介

STEP
期待的中合成オッズ率をイメージする

前途の通り、正確な数値は出せないので、的中自信度を自分の中で算出する

STEP
合成オッズと期待的中率から期待値を出す

期待的中率✖️合成オッズで期待値を出す

STEP
勝負できる期待値が見込めるかを判断する

最終的に勝負に値するか見定める

という流れになります。

簡単な合成オッズの計算法

テレボートで投票する場合は簡単な方法があります。下記の投票画面で『資金配分』をクリック

次の画面で『資金配分合計』に『10000』と大きい数値を入力して『配分実行』をクリックします。

すると資金配分され、一番右の『予想配当金額』を合計金額1,000,000で割った数字がおおよその合成オッズになります。

この場合の合成オッズは約4.7倍となります。

合成オッズをみて勝負する買い目を決める

当たり前の話ですが、『5倍の1-2-3を一点買い』と『合成オッズ5倍の6点買い』は合成オッズは同じです。つまり払い戻しの期待金額は同じといえます。

500%の回収率を狙うために、『5倍の1-2-3を一点買い』と『合成オッズ5倍の6点買い』のどちらが的中期待度が高いかを判断することが大事です。

的中確率(再三ですが正確な数値は出せないので自分の感覚)と合成オッズを掛けて、見合う期待値が見込めると判断できれば勝負に値するレースといえます。

悪質予想サイトに注意

ということで、競艇の期待値・合成オッズについて解説してきました。

が、これは何も必勝法でもなく、あくまで考え方のひとつであって必ず儲かるなんてことはありません。

ネット上には『必ず勝てる・稼げる競艇・夢をかなえる』みたいな文言の予想サイトが無数にあります。

1日の的中率や回収金額、高配当を当てた時の買い目を公開して、いかにも凄そうな印象を受けますが、年間のトータル回収率を公開してるところってほとんどないですよね。(いくつか探しましたが、一つも見つけれず)

年間プラス収支であることを公開すれば、もっと予想が売れるはずなのに、それをしていないということは、そういうことなんだと思います。もちろん全てとは言いませんが、予想を買う際は十分注意が必要です。

まとめ

最後にこの記事のまとめになります。

まとめ

1・競艇は比較的勝ちやすいギャンブル

2・正確な期待値を出すことは難しい

3・合成オッズから勝負に値するかを判断する

4・悪質予想サイトには要注意

以上になります。それではまた。

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