将棋タイトル戦の開催地となったホテル・旅館を調べてみた

みなさんこんにちは。膝小僧です。

私の趣味である将棋の世界で、先日ビックニュースが起こりました。叡王のタイトル戦で22期負け知らずだった藤井聡太8冠(当時)が、伊藤匠7段に初めて番勝負で敗れました。『藤井7冠の一強時代』が続くのかなーと思っていたので、驚いています。

今回は、将棋の内容ではなくタイトル戦の会場について調べてみました。タイトル戦はお寺や神社、ホテルや旅館が対局の舞台になることもあります。とりわけ、ホテルや旅館での対局は最近はかなり多く、聖地巡礼のように一度訪れてみたいなーと思うとこであります。

と言うことで今回は、どんなでホテルや旅館でタイトル戦が行われているのかを調べて見ましたので、お付き合いください。

目次

そもそもどうやって対局場を決めているのか

対局場は原則タイトル戦の主催者が決めることになっており、対局場に相応しいホテルや旅館を探し決めていたそうです。『相応しい』と言うのはタイトル戦を指すに適した部屋があるかや、地元自治体の協力だったりだそうです。

だた、最近は公募をする主催者もあるそうで、立候補→調査→決定となることが多いそうですが、もちろん応募すればOKというわけではなく、相応しい設備があることが前提となっているようです。

いずれにしろ、昨今の将棋ブームからも対局場として選ばれれば大きな宣伝効果を得られることから、誘致合戦が加熱しています。

実際に対局場となった場所

それでは、実際に2023年度のタイトル戦で使われたホテル、旅館の一覧を崩壊していきます。

日付タイトルホテル・旅館場所
3月3日(日)棋王戦第3局新潟グランドホテル新潟県新潟市
3月17日(日)棋王戦第4局日光きぬ川スパホテル三日月栃木県日光市
1月7日(日)8日(月)王将戦第1局ホテル花月栃木県大田原市
1月27日(土)28日(日)王将戦第3局さんべ荘島根県大田市
2月7日(水)8日(木)王将戦第4局オーベルジュときと東京都立川市
11月10-11日(金土)竜王戦第4局銀鱗荘北海道小樽市
8月31日(木)王座戦第1局元湯・陣屋神奈川県秦野市
9月12日(火)王座戦第2局ホテルオークラ神戸兵庫県神戸市
9月27日(水)王座戦第3局名古屋マリオットアソシアホテル愛知県名古屋市
10月11日(水)王座戦第4局ウェスティン都ホテル京都京都府京都市
7月13-14日(木金)王位戦第2局中の坊瑞苑兵庫県神戸市
7月25-26日(火水)王位戦第3局銀鱗荘北海道小樽市
8月15-16日(火水)王位戦第4局和多屋別荘佐賀県嬉野市
6月5日(月)棋聖戦第1局ダナン三日月ベトナム
6月23日(金)棋聖戦第2局ホテルニューアワジ兵庫県洲本市
7月18日(火)棋聖戦第4局高志の宿 高島屋新潟県新潟市
4月5-6日(水木)名人戦第1局ホテル椿山荘東京都文京区
5月31-6月1日(水木)名人戦第5局緑霞山宿 藤井荘長野県高山村
4月23日(日)叡王戦第2局名古屋東急ホテル愛知県名古屋市
5月28日(日)叡王戦第4局浄土ヶ浜パークホテル岩手県宮古市

1年間のタイトル戦となったホテル・旅館を調べて見ましたが、愛知県がけっこう多いですね。旅館以外では豊田市能楽堂も愛知県の対局会場にあったので、地元愛知県出身の藤井7冠の対局ということで、誘致を頑張ったんでしょうかね。

もちろんすべて宿泊可能な施設なので、是非とも行って見たいところです。

行ってみたい旅館・ホテル

ここからは個人的に是非とも行ってみたいと思った旅館・ホテルをピックアップしてみます。

元湯・陣屋 神奈川県秦野市

将棋ファンなら一度は聞いたことのある『元湯・陣屋』。いつからタイトル戦が行われるようになったのかは、調べても正確な時期はわからなかったのですが、これまで行われたタイトル戦はなんと300戦以上と歴史のある旅館です。

実際に対局が行われた『松風の間』にも宿泊可能なので一度は泊まって見たいですね。

懐石料理と温泉を楽しめる日帰りお食事プランがあるのも嬉しい。東京住まいでもアクセスしやすく、日帰りで楽しめます。

高志の宿 高島屋 新潟県新潟市

ここ高志の宿 高島屋が初めて棋聖戦のタイトル戦の舞台となったのが、昭和58年のことで、宿としての歴史は江戸時代から約260年続く老舗です。

木造りの客室が特徴で、国の登録有形文化財に指定された建物は武家屋敷のような歴史を感じるかっこよさがあります。露天風呂付きの客室が複数あり伝統日本料理が楽しめるのが魅力です。ホームページには『泊まれる料亭』とあることからも、日本料理へのこだわりか感じられますし、ぜひ一度は行ってみたい。できれば長岡花火大会の時期に泊まれればサイコー。

銀鱗荘 北海道小樽市

こちらも将棋ファンにはお馴染みの場所『銀鱗荘』です。平磯岬の丘に建つ銀鱗荘は小樽市指定歴史的建造物にも指定されています。和洋折衷を感じる建物と内観はいかにも明治の時代を感じることができます。銀鱗荘が立つ平磯岬から一望できる小樽の景色も魅力のホテルです。

緑霞山宿 藤井荘 長野県高山村

第81期名人戦第5局が差されたのがこちらの緑霞山宿 藤井荘です。山田温泉の渓谷沿いに建つ自然豊かな藤井荘は、森鷗外や与謝野晶子、菊地寛らも訪れた老舗旅館として知られています。

口コミ欄を覗いてみると『おもてなしがすごい』『過剰すぎるサービス』『何より接客が素晴らしかった』などの接客、サービスに関しての高い評価を得ているようです。長野の自然の中、春夏秋冬それぞれ違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。

浄土ヶ浜パークホテル 岩手県宮古市

第8期叡王戦第4局が行われたのがこちら浄土ヶ浜パークホテルです。国立公園内の高台に建つ浄土ヶ浜パークホテル。ホテルから見える宮古湾・太平洋の眺望と、地元三陸で穫れた海の幸を楽しめるホテルです。『ホテル』とついてますが、和室・洋室が選べるようになっておりリーズナブルな価格も魅力。

『愛犬ステイルーム』なる犬と一緒に泊まれる部屋も用意されているので愛犬家にとっては嬉しいサービスです。

まとめ

ということで今回は、対局が行われたホテル・旅館について調べてみました。『さすがタイトル戦が行われる舞台』と思えるような一流の舞台で、ピックアップした以外にも魅力的なホテル・旅館がたくさんありました。

それではまた。

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