ジーンズ好きなら一度は耳にしたことがあるWAREHOUSE(ウエアハウス)。ヴィンテージデニムの再現度の高さで知られ、こだわり派のファンが多いブランドです。ただ、いざ最初の一本を選ぼうとすると、「DDシリーズ? DSB(デッドストックブルー)? 違いがよく分からない…」と迷ってしまうことも。
この記事では、以下について詳しく解説します。
- Warehouse&Coの歴史と成り立ち。
- Warehouse&Coが展開する現行のシリーズ
- 初めてWarehouseのデニムを買う方におすすめの一本
ウエアハウスのシリーズ構成を分かりやすく解説しながら、初心者におすすめの定番モデルを3本厳選して紹介します。これを読めば、自分にピッタリの一本が見つかるはずです!
DDシリーズ・DSB(デッドストックブルー)?ちょっと複雑なシリーズ構成
WAREHOUSEの商品構成ってちょっと複雑なんですよね。コンセプトを明確に打ち出すことによりDD(ダックディガー)シリーズ・DSB(デッドストックブルー)・100番台シリーズなど初めての方にはちょっとわかりづらいですよね。
ということで、まずはWAREHOUSEが展開しているシリーズをまとめて行きます。ポイントさえ押さえれば簡単!『どれがいいかなー』と商品選びの際にも役立つので参考にしてください。
シリーズ一覧
WAREHOUSEから現在展開されているシリーズは以下の通り。なお、過去にあったもの、現在休止(廃盤?)のものに関しては除外し、現在買えるものに限定して紹介していきます。
ド定番・Warehouse&Co
まずはド定番。こちらは特にシリーズというわけではありませんが、WAREHOUSEが創業以来、ずっと作り続けているシリーズ。かつては豊富なラインナップがありましたが、商品コンセプトを細分化し、現在は1001xxのみとなります。
ヴィンテージの忠実な再現|DD(ダックディガー)シリーズ
ダックディガーシリーズは実際のビンテージの個体を限りなく再現したシリーズ。47モデルや大戦モデルなど、ジーンズのラインナップも広いですが、デニムジャケット・パーカー・プルオーバーシャツなどのラインナップも豊富にあります。全て実在のビンテージモデルを再現した使用で、人気の高いシリーズのひとつ。
細部にこだわった最高峰|DSB(デッドストックブルー)シリーズ
デッドストックブルーは今、最も人気のあるシリーズの一つで、発売直後は直営店やオンラインショップでも、売り切れ続出で大きな話題となりました。生地はもちろんボタンやリベット、ピスネームにまで『デッドストックの風合い』にこだわった、最高峰のシリーズと言えます。ジーンズ・デニムジャケットだけのシリーズですが、ラインナップも、王道の47モデル、大戦モデル、大戦前のバックルバックが付く時代のモデルまで豊富にあるシリーズです。
現代風にアレンジ|100番台
DDシリーズやDSBは【ビンテージの忠実な再現】がコンセプトであるのに対し、こちらの100番台のモデルは、ビンテージにはない現代的なシルエットを目指したモデル。ビンテージ特有のワタリ幅・股上の深さはビンテージらしいカッコ良さの反面、野暮ったく見えてしまいます。現代風にアレンジされた100番台のシルエットはスッキリと着こなしやすいのが特徴。現在はスタンダードな800xx・より細身のある900xxの2本。
JAPANデニムの復刻|ドゥニーム
1989年の創業当初のDENIMEの再現を目指したシリーズ。DENIME(ドゥニーム)は90年代のレプリカデニムブームの火付け役のひとつで、私自身も『DENIMEにするかWAREHOUSEにするか』と大いに迷った(結局、両方とも買ったww)。のちにDENIMEのカリスマであった林 芳亨氏が同ブランドから離れたことにより、コアなファンが離れるキッカになってしまった。
このシリーズは創業当時のDENIMEの再現を目指し、2023年に始動した新しいシリーズです。
おすすめモデル3選
WAREHOUSEのシリーズの概要を解説してきましたが、ここからが本題!最初の一本買うならどれ?ということでおすすめを3本紹介していきます。
王道にして定番:Lot 1001XX
まず最初のひとつはLot WAREHOUSE1001XXです。
出典元:WAREHOUSE公式HP

私自身も最初に買ったWAREHOUSEのジーンズで、『デニムを育てる・色落ちを楽しむ』には相応しいモデルです。裾にかけてわずかにテーパードがかかっており、クセのないスタンダードなシルエットになっています。
このデニムに使われている中白デニムは、当時の染色技術では糸の中心部まで完全に染色することはできなかった状態を再現。この生地のデニムの履き込みと洗濯を繰り返すことで、表面のインディゴが落ちメリハリのある色落ちになります。
織り機も豊田自動織機のG3。現代の技術からすれば生産性が低く、非効率的なこの織り機で織り上げることでザラっとした生地感と織りムラが当時の雰囲気を再現しています。
色落ち自体は鮮やかなブルーで、自然な縦落ちが特徴で最初の一本に相応しいモデルではないでしょうか。
- スタンダードでクセのないシルエット
- 中白デニムでメリハリのある色落ち
- 生産効率を無視した旧式の織り機で当時の生地感を再現
lot 800xx
続いてはこちらのLot 800xxです。

100番台のシリーズのひとつで、現代的なシルエット・クセのないフォルムで、男女問わず人気のモデルです。他のヴィンテージラインのシリーズよりも値段も手頃で嬉しい。WAREHOUSEの中では厚めの14.5オンスの生地を使っており他のヴィンテージラインよりも織り目の詰まったギッシリとした生地感です。縦落ちが強く出るのも特徴で、ヴィンテージとは違いますが『育てる』を楽しめるジーンズです。
細身のシルエット・ノンテーパードのストレートデニムで、股上も浅めで、腰回りのダブつきもなくスッキリとしたラインが魅力です。
Lot S1000XX(1001XX)【1946MODEL】
最後はDSB(デッドストックブルー)シリーズから展開されている、Lot S1001XX(1000XX)【1946MODEL】。
出典元:WAREHOUSE公式HP
1945年、第二次世界大戦が終結したことで、物資統制が解除され徐々に対戦期以前の仕様に戻っていく、その過渡期に生産されたモデルが元になっています。対戦モデルの象徴である生地の質感、ドーナツボタン、へリンボーンの布ポケットなどの名残りあるディテールで、最後の年代の対戦モデルです。
シルエットは対戦モデルらしく、股上・ワタリに余裕があり『オールドアメリカンが好きなんだ』・『一度は対戦モデルを・・・』という方にはおすすめです。DSB(デッドストックブルー)シリーズから展開されています。
まとめ
ウエアハウスのジーンズは、ヴィンテージデニムを忠実に再現した高品質な一本ばかり。ただ、DDシリーズやDSB(デッドストックブルー)など、シリーズ構成が複雑なため、最初の一本選びに迷う人も多いのも事実。
今回紹介したおすすめモデルは、どれもウエアハウスの魅力を存分に味わえる定番アイテム。特にシルエットや色落ちの特徴を押さえて選ぶことで、自分のスタイルに合った一本が見つかるはずです。
ただ生産数が少ない影響なのか、常にサイズの欠品やモデルによっては全サイズ在庫切れということもありますので、お気に入りの一本、自分のサイズが見つかったら早めにチェックしとくのがおすすめです。
ウエアハウスのジーンズは、履き込むほどに味わいが増し、自分だけの一本に育っていきます。ぜひ、こだわりの一本を手に入れて、経年変化を楽しんでみてください!