パラブーツ ティエールはスエードのモデルをおすすめする理由|サイズ感も詳しく解説

パラブーツの中でだと、「シャンボード、ミカエル」などの人気モデルに隠れて、イマイチ認知されていないティエール。フランス本国では人気なのに日本では残念ながら影が薄い・・・

ただ、よくよく見ると、「かっこいい、使いやすい」本当にいいモデルなんですよね。そこで今回はパラブーツ ティエールの魅力を解説していきたいと思います。
そもそも私がこの記事を書こうと思った理由が、ティエールにはカラーがいくつかあるのですが、スエードを使ったモデルがあまりにオシャレで惚れてしまったから。

でも同時に「サイズ選びがむずかしい…」という声も多いんですよね。

この記事では、ティエールの魅力と、スエードをおすすめする理由、そして購入前に必ず知っておきたい“サイズ感”についてわかりやすくまとめています。これを読めば、あなたにぴったりのティエールがしっかり選べるようになりますよ。

目次

パラブーツ ティエールとは?特徴と魅力をわかりやすく紹介

ティエールは、パラブーツの中でも“街で気軽に履けるデイリーモデル”として人気が高い一足です。丸みのあるアッパーに、ぽってりしすぎない絶妙なバランスのシルエット。重厚感はありつつも、どこか軽快で親しみやすい雰囲気が魅力なんです。

ミカエルを履いたことある人ならわかるはずですが、ミカエルってかなり重い(そこも含めてミカエルの良さではあるんですけど)。

「革靴はカッチリしすぎるし、スニーカーほどラフにもしたくない」
そんな日常の“ちょうどいいところ”にハマるのがティエール。

パラブーツらしいガッシリしたステッチワークや、実用性の高いラバーソールはそのままに、街履きに向いた軽快さをプラスしているため、普段着との相性がとても良いモデルです。

シャンボード・ミカエルと比較してわかるティエールの立ち位置

ティエールを理解するうえで欠かせないのが、パラブーツの他の人気モデル――とくに「シャンボード」と「ミカエル」との比較です。シャンボードは日本で一番人気のあるモデルではないでしょうか。この3つは“どれを買うか迷うセット”と言われるほど、購入前に並べて考えられることが多いんです。

まずシャンボード
シャンボードは丸く厚みのあるボリューム感と、実用靴としてのタフさが最大の特徴。ややドレス寄りにも使える万能靴ですが、アッパーの存在感も強めで「しっかり革靴を履いています」という雰囲気がしっかり出ます。

一方でミカエルは、もっとカジュアル寄り。
チロリアンシューズらしい独特の可愛らしさがあり、ファッション性は抜群。ただしデザイン性が強い分、コーデを選ぶこともあります。

そしてティエール
ティエールはこの2つの“ちょうど中間”に位置していて、

  • シャンボードほど重厚すぎず
  • ミカエルほど特徴的でもない
  • 普段着に合わせやすく
  • 程よい個性がある

というバランスの取れたモデルなんです。

つまり、
「パラブーツらしいタフさは欲しい。でも重すぎたり主張が強いのはちょっと…」
という人に、ティエールはピタッとハマります。

比較項目ティエールシャンボードミカエル
デザインの印象ほどよく丸みがあり、クセが少ない上品カジュアルボリューム感があり、ややクラシックで重厚チロリアン特有のかわいらしさ・個性強め
ファッションの合わせやすさ★★★★★(もっとも合わせやすい)★★★★☆(ややドレス寄りもOK)★★★☆☆(個性が強くコーデを選ぶ)
雰囲気のバランスラフすぎず、カッチリしすぎない中間ポジションフォーマル寄りの落ち着いた印象カジュアル感が強く、存在感あり
重さ3モデルの中で最も軽めやや重め中くらい
適したシーンデイリー・街履き・きれいめカジュアルきれいめ・ジャケットスタイルカジュアル・個性出し・秋冬スタイル
こんな人におすすめとにかく「使いやすい一足」が欲しい人大人っぽくて長く履ける定番を求める人ファッションに個性を出したい人

3モデルの中で最も“気負わず履ける”のがティエールと言ってもいいくらい。
毎日履きたくなる使いやすさが、ティエールの最大の魅力です。

ティエールが“街履きで万能”と言われる理由とは

ティエールは、とにかく“普段使いしやすい”と評価されるモデルです。なぜそこまで使いやすいのかというと、次の3つがポイントになります。

ティエールのGOODポイント
  1. 丸みのあるフォルムでコーデに馴染みやすい
     スニーカー中心の人でも取り入れやすい、ほんのりかわいいデザイン。
  2. 厚みのあるラバーソールで歩きやすい
     長時間歩いても足裏が疲れにくく、革靴特有の硬さを感じにくい。
  3. パラブーツでは珍しいマッケイ製法
     ティエールはマッケイ製法。重量も軽く、返りのいい歩きやすさ。

スエードのパラブーツ ティエールをおすすめする3つの理由

さて、本題です。「スエードのティールなのか」。以下に3つの理由を解説していきます。

素材感と色味が美しいスエードの“高級感と存在感”

ティエールのスエードモデルは、とにかく素材感がきれい。毛足の繊細な起毛が光を柔らかく反射し、色の深みが増すため、スムースレザーよりも優しい雰囲気になります。

スエードとティエールの丸みのあるフォルムは相性抜群。
「頑張りすぎていないのに、ちゃんとオシャレ」
そんなバランスで、普段のコーディネートに自然な上品さを加えてくれます。

そして、このスエードの質感とゴムソールの色味のマリアージュ。

引用元:パラブーツ公式ホームページより

パラブーツらしさとこのコンビカラーの上品さ。好きです!

スエードならではの柔らかな履き心地とフィット感

スエードは皮革の中でも柔らかく、足を包むようなフィット感が特徴です。ティエールはもともとクッションが効いていますが、スエードが加わることで履き始めからストレスが少ないのもポイント。

スエードは履き皺が目立ちにくく“経年変化がきれい”

スエードは履き皺が表にくっきり出ない素材です。
そのため、長く履いても見た目が乱れにくく、毛並みの変化を楽しみながら育てられます。

  • 深いシワが刻まれない
  • 毛並みの変化が味になる
  • 軽いブラッシングで見た目が整う

こうした扱いやすさも相まって、ティエールは長く愛用しやすいモデルといえます。

パラブーツ ティエールのサイズ感を徹底解説|失敗しない選び方

ティエールのサイズ感は、“甲が低め”と感じる人が多いモデルです。
ところが、実際には、

いつもの革靴よりハーフサイズ下げてちょうどよかった

というのが多くのユーザーの共通した意見です。というのもパラブーツ自体(他のモデルも含めて)が作りが大きいので、「他のモデルなら1サイズ下げるんだけど、ティエールに関してはハーフサイズで良かった」ということなのではと思います。

サイズ感に関する口コミまとめ

もちろんサイズには個々の足形やフィット感の好みも違い、最適サイズも変わってきます。ここから実際のサイズ感、フィット感に関する口コミをもとに解説していきます。

スニーカーより “約0.5cm小さめ” を選ぶ人が多い

ティエールはスニーカーより作りがしっかりしているため、
普段26.5cmの人が → UK8(相当26.0cm)
のように、少しコンパクトなサイズを選んでちょうど良いケースがよく見られます。

甲高・幅広の人は “ハーフサイズ上げ” を検討したほうが安心

甲が高い人やワイド寄りの足だと、
いつもの感覚より 横幅がタイトに感じやすい 傾向があります。

例:
普段UK8 → ティエールは UK8.5 にしたらちょうど良くなった、という声もありました。

シャンボードと同じサイズで履けるケースも多い

パラブーツをすでに持っている人の場合、
シャンボードのUKサイズ = ティエールでも同じサイズでジャストという声もありますが、一方で足幅、甲高でハーフサイズ上げた方がしっくりきたという声もありました。
ジャンボードはかなり幅広・甲高のモデルではあるので、シャンボードでジャストサイズならハーフサイズ上げるのが無難です。

長さは“少し余りやすい”、幅は“サイズどおり”に感じる人が多い

ティエールはつま先にゆとりが出るケースがあり、
逆に横幅は普段の感覚に近い、または少しタイトに感じる場合もあります。

普段25.5〜26.0cm → UK7 を選んでちょうど良い例が多い

実例を見ると、
25.5〜26.0cm → UK7
の組み合わせは成功率が高いようです。

まとめると、

サイズ選びのポイント
  • 普段のスニーカーサイズより0.5cm小さめを選ぶ
  • 26.5cm → UK8 が合いやすい
  • 25.5〜26.0cm → UK7 が合いやすい
  • 甲高・幅広の人は、ハーフサイズ上げが安心
  • シャンボードを持っているなら同じサイズorハーフサイズup

スエード素材とサイズの関係性

また、スエードは柔らかい素材なので、スムースレザーよりも馴染むスピードが速いです。

とはいえ、
ティエール自体は革が大きく伸びる靴という訳ではありません。
そのため「履いていれば伸びるだろう」と小さめを選ぶのは避けたほうが無難です。

購入先を失敗しないために|パラブーツ ティエールを購入時の注意点

ティエールはサイズで失敗するパターンが多いモデルだからこそ、購入先選びも重要です。実際の試着ができればベストですよね。

ネット購入で安心“サイズ交換無料”のショップで買うべし

ネット購入では、「サイズ交換無料」または「返品送料無料」を実施しているショップを選ぶと安心です。少なくとも「サイズ交換無料」は必ず確認したいポイント。というか今では対応してないネットショップの方が少ないのではないでしょうか。
少なくとも高額・革靴という商品の特性上最低限の保証だと私は思ってますので、「サイズ交換不可」なんてお店ではどんなに安くても絶対に買いません!

実店舗で試着する際にチェックすべきポイント

実店舗では以下の3点を必ずチェックしましょう。

試着時のチェックポイント
  1. 甲の当たり具合(ここが一番重要)
  2. かかとの浮きの有無
  3. つま先の余裕(5〜8mm程度)

その場で履くだけでなく、実際に“歩いてみたときのフィット感”をしっかり確認しましょう。

【まとめ】スエード素材のパラブーツ ティエールは美しい

スエードのティエールは、優しく上品な雰囲気・スエード特有の経年変化の美しさなど、魅力がギュッと詰まった一足です。
ティエールのサイズ感は少しクセがありますが、ポイントを押さえれば失敗は大きく減ります。万一のサイズが合わなかった時のためにも「サイズ交換できる店」で購入しましょう。

ポイントまとめ
  • スエードは見た目がとにかく美しい
  • 履き始めから柔らかく、フィットしやすい
  • 履き皺が目立たず長くきれいに履ける
  • サイズは“ジャストorハーフサイズ下”が基本

ティエールは日常に寄り添う最高の相棒になります。

気兼ねなく履けて、それでいて上品。
そんなバランスの良さが、ティエールを“買ってよかった一足”にしてくれます。

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