こんにちは。膝小僧です。
海外旅行に行って『車でドライブして次の目的地に行きたいなー』とか『バイク借りてツーリングできたらサイコーだよなー』と思った経験ありませんか?
私自身も何度かそう思った経験があるのですが、交通ルールやら、レンタルのトラブルやらが怖く断念したことが何度かあります。
そこで、旅行先でレンタカーを借りる方法、必要なものから事前に準備しておくものまで調べてみましたのでぜひ参考になればと思います。
運転できる国とできない国
まず、日本人が海外で車を運転するには国際運転免許証が必要になります。
ただし、取得したからといってすべての国で運転できるわけではなく、ジュネーブ条約締約国に限ります。
以下がジュネーブ条約締約国一覧とジュネーブ条約が適用される特別行政区等になります。
ジ ュ ネ ーブ 条 約 締 約 国 | アイスランド | クロアチア | ドミニカ共和国 | ベルギー |
---|---|---|---|---|
アイルランド | コートジボワール | トリニダード・トバゴ | ボツワナ | |
アメリカ合衆国 | コンゴ | トルコ | ポーランド | |
アラブ首長国連邦 | コンゴ民主共和国 | ナイジェリア | ポルトガル | |
アルジェリア | サンマリノ | ナミビア | マダガスカル | |
アルゼンチン | シエラレオネ | ニジェール | マラウイ | |
アルバニア | ジャマイカ | 日本 | マリ | |
イスラエル | ジョージア | ニュージーランド | マルタ | |
イタリア | シリア | ノルウェー | マレーシア | |
インド | シンガポール | ハイチ | 南アフリカ | |
ウガンダ | ジンバブエ | バチカン | モナコ | |
英国 | スウェーデン | パプアニューギニア | モロッコ | |
エクアドル | スペイン | パラグアイ | モンテネグロ | |
エジプト | スリランカ | バルバドス | ヨルダン | |
エストニア共和国 | スロバキア | ハンガリー | ラオス人民共和国 | |
オーストラリア | スロベニア | バングラデシュ | リトアニア | |
オーストリア | セネガル | フィジー | リヒテンシュタイン | |
オランダ | セルビア | フィリピン | ルクセンブルク | |
ガーナ | タイ | フィンランド | ルーマニア | |
カナダ | 大韓民国 | フランス | ルワンダ | |
カンボジア | チェコ共和国 | ブルガリア | レソト | |
キプロス | 中央アフリカ共和国 | ブルキナファソ | レバノン | |
キューバ | チュニジア | ブルネイ | ロシア連邦 | |
ギリシャ | チリ | ベナン | ||
キルギス | デンマーク | ベネズエラ | ||
グアテマラ(注2) | トーゴ | ペルー | ||
特別行政区等 | アメリカ合衆国の海外領土 (グアム、プエルトリコ等) | キュラソー島 | ジャージー | 香港 |
アルバ | ケイマン諸島 | シント・マールテン | マカオ | |
ガーンジー | ジブラルタル | フランスの海外領土 (フランス領ポリネシア等) | マン島 |
国際運転免許証の申請方法
住んでいる地域により多少の違いはありますが、大まかな流れを紹介します。
運転免許証、海外に渡航することの証明書類、国際免許用写真が必要。
申請書類を持って、受け付け場所(運転免許試験場や警察署)に申請する(お住まいの地域によって要確認)。
申請場所によって、即日受け取れる場所とそうで無い場所があるので注意。
このような流れとなります。なお手数料は2,350円となります(2024.6.24現在)。1年間の有効期限があるため、取得後1年間は複数の国と地域で使えることになります。
地域によっては多少の申請方法の違いがありますので、詳しくはお住まいの地域の警察署、もしくは運転免許試験場へ確認することをオススメします。
出国前に準備しなければいけないこと
海外旅行中に現地で車を運転するためには、以下の準備が必要です:
- 国際運転免許証の取得: 多くの国で運転するには国際運転免許証(IDP)が必要です。日本で発行されるIDPは、各国で日本の運転免許証とともに提示することで有効です。取得は、運転免許試験場や各地の交通安全協会で行えます。
- 運転免許証の確認: 自国の運転免許証が有効であることを確認してください。また、免許証のコピーを持っておくと安心です。
- 旅行保険の確認: 運転に関連する事故やトラブルに備えた旅行保険の加入を検討しましょう。保険の内容や補償範囲を確認しておくことが重要です。
- 現地の交通ルールの調査: 渡航先の交通ルールや運転マナーについて事前に調べておくと、現地での運転がスムーズになります。
現地で運転の際に気をつけること
現地で車を運転する際は、以下の点に注意してください:
- 交通ルールの遵守: 各国の交通ルールや信号、標識に従うことが必要です。例えば、右側通行と左側通行の違い、速度制限、交差点の優先順位などが異なります。
- 地元の運転マナー: 現地の運転マナーや習慣に合わせることも大切です。急な変則運転や無謀な運転に注意しましょう。
- ナビゲーションの使用: 現地の道を把握するために、GPSナビゲーションや地図アプリを利用すると便利です。言語の違いに対処するために、オフラインで使える地図も持っておくと良いでしょう。
- 交通安全の確保: シートベルトを必ず着用し、飲酒運転は厳禁です。運転中にスマートフォンを使用することも避けましょう。
保険に関して
海外での運転に際しては、以下の保険について考慮する必要があります:
- レンタカー保険: レンタカーを借りる際には、レンタカー会社が提供する保険(CDW: Collision Damage Waiver)に加入することが一般的です。これにより、車両の損傷に対する補償が受けられます。
- 旅行保険: 旅行保険には、運転中の事故や怪我に対する補償が含まれる場合があります。保険内容を確認し、必要に応じて追加のカバーを選択しましょう。
- 第三者賠償保険: 一部の国では、第三者に対する賠償責任をカバーする保険が義務付けられている場合があります。レンタカーを借りる際に確認し、必要な保険を適用するようにしてください。
現地でのレンタカーの申し込み方法
現地でレンタカーを申し込む方法は以下の通りです:
- オンライン予約: 旅行前にレンタカー会社のウェブサイトや旅行予約サイトを利用して予約するのが一般的です。車両の種類、保険内容、料金を比較して選ぶことができます。
- 空港や駅での予約: 現地の空港や駅でレンタカーのカウンターが設置されている場合があります。到着後に直接申し込むことも可能ですが、事前予約が確実です。
- 必要書類の持参: レンタカーを借りる際には、国際運転免許証、運転免許証、クレジットカードなどが必要です。これらの書類を忘れずに持参しましょう。
まとめ
以上が、海外で車を運転する準備と心得になります。
いかがでしょうか?意外にも実現するためのハードルは低いのではないでしょうか?ただ、繰り返しになりますが、交通ルールの違いや、万一の事故に遭遇してしまった場合など、備えておくことは多いので、しっかりと万全の準備をしておきましょう。
- 自動車保険の加入
- 国際免許の取得
- 現地の交通ルールの確認
- 事前のレンタカーの申し込み
これだけは最低限準備して臨みましょう。それではまた。