1週間の海外旅行をバックパック一つで快適に過ごすためには、荷物がしっかりと収まり、長時間背負っても疲れにくいバックパックを選ぶことが大切です。しかし、どのようなポイントに注目すればよいのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、1週間の海外旅行に最適なバックパックの選び方の基本と、実際におすすめのバックパックをご紹介します。また、電子機器を安全に収納するための機能や防犯対策など、あったら嬉しい便利なポイントについても解説します。ぜひ参考にして、快適な旅をサポートするバックパックを見つけてくださいね。
1週間の海外旅行に最適なバックパックの選び方
1週間の海外旅行では、日数が長い分、衣類やガジェット類など必要な荷物が多くなりがちです。そのため、容量や機能、快適性を考えたバックパック選びが大切です。ここでは、バックパックの容量やフィット感、便利機能に注目した選び方の基本を解説します。
ズバリ最適な容量とサイズ
1週間の旅行に適したバックパックの容量は、目安として35〜45リットルが理想的です。この容量は、1週間分の衣類や日用品、電子機器などを無理なく収納でき、重さも持ち運びやすい範囲に収まります。また、45リットルを超える容量のバックパックは、重量も増えやすく、荷物を入れすぎてしまう傾向があるため注意が必要です。
サイズについては、機内持ち込み可能かどうかも確認しましょう。多くの航空会社では、縦55cm x 横40cm x 奥行き25cm程度のバックパックが機内持ち込み可能なサイズとされています。機内持ち込みできれば、預け荷物が増えず移動もスムーズになりますので、旅行がより快適になるでしょう。航空会社によって多少の違いがあるので、事前に確認しておくのがgood!
バックパック選びの基本・ポイント
バックパックは、体型や体力に合ったものを選ぶことで、肩や腰への負担が軽減されます。特に1週間の旅行となると荷物が重くなることも多いため、重さを分散できるフィット感の良いものが必要です。自分の体にしっかりとフィットするバックパックを選ぶには、主に以下の3つのポイントをチェックしましょう。
- ウエストベルト:重量を腰で支えるウエストベルトがあると、肩や背中への負担が軽減されます。ベルトがしっかりとした幅のあるものを選ぶと、重い荷物でも安定感が増します。
- ショルダーストラップ:クッション性が高く、体にフィットするものを選びましょう。肩幅に合った幅広のストラップは、肩にかかる負担を分散してくれるためおすすめです。
- バックパネル:背中部分に通気性の良いパネルがあると、長時間背負っても蒸れにくくなります。背中にぴったりと沿うデザインで、安定感のあるものを選ぶと疲れにくいです。
バックパックを試着する際は、肩と腰の両方で重量を分散できるか確認し、自分の体に合ったものを選ぶようにしましょう。
あると嬉しい便利な機能
バックパックには、収納力だけでなく旅行先での快適さを高めてくれる機能があると便利です。特に以下の機能が付いているバックパックは、長旅でも役立つ場面が多く、安心して旅行を楽しむことができます。
- 防水・耐水性:突然の雨にも荷物が濡れにくい防水機能は、天候が変わりやすい地域への旅行やアウトドアシーンにおすすめです。撥水加工が施された生地や、レインカバーが付属しているバックパックは安心感が高まります。
- 盗難防止機能:海外では、スリや盗難対策としてバックパックの防犯機能も重視しましょう。隠しポケットやロック機能付きのファスナーがあるものは、貴重品の管理がしやすく安全です。
- USBポート付き:移動中にスマートフォンやモバイルバッテリーを充電できるUSBポート付きのバックパックは、長時間の移動で役立ちます。頻繁に充電を必要とする電子機器を持つ方には特におすすめです。
これらの機能を備えたバックパックを選ぶことで、旅行中のトラブルやストレスを軽減できるでしょう。
1週間の海外旅行におすすめのバックパック7選
バックパック選びの基本を解説してきましたが、デザインや価格も気になるところですよね。ここからは、私個人のオススメを7つ紹介しますので、バックパック選びの参考にしてください。
選んだポイントは、軽量で収納力があり、長時間の移動でも疲れにくいと評判のモデルです。それぞれの特徴やメリット、コストパフォーマンスも考慮して解説しますので、自分にぴったりのバックパック選びの参考にしてください。
カリマー リッジ 40
- 容量:40リットル
- 特徴:イギリス発のアウトドアブランド「カリマー」が提供する「リッジ」は、耐久性と収納力が魅力のバックパック。頑丈な生地で長く使えるため、頻繁に旅行する方に最適です。また、背面にメッシュ素材を採用したエアフローシステムで通気性がよく、長時間背負っても蒸れにくく快適な使い心地が続きます。
- メリット:豊富なポケットで収納性が抜群なだけでなく、ウエストベルトがしっかりとしているため、腰で荷重を分散でき、体への負担が少ない設計です。
- コスパ:頑丈な作りで長持ちすることから、耐久性重視の旅行者には非常にコストパフォーマンスが高いバックパックです。
カリマー トリビュート 40
- 容量:40リットル
- 特徴:「トリビュート」は、タウンユースと旅行の両方で使いやすいデザインが特徴。シンプルでスタイリッシュなデザインで、どんなシーンにもマッチしやすく、旅行先でカジュアルに使いたい方におすすめです。フロントにアクセスジップが付いているため、荷物の出し入れが簡単にできる点も魅力。
- メリット:サイドからも荷物が取り出せるため、急いでいる時でも中身にアクセスしやすく便利です。内側にはラップトップ用のスリーブもあり、ビジネスアイテムの収納も可能です。
- コスパ:比較的手頃な価格で多機能かつシンプルなデザインが魅力で、ビジネス兼用でも使いたい方にはコスパの高い選択肢です。
ミレー サースフェー NX 40+5
- 容量:40リットル + 5リットル(拡張)
- 特徴:「ミレー」のサースフェーは登山用バックパックとしても有名で、耐久性と収納力に優れています。アクティブな旅行者やアウトドアを含む旅行を計画している方に最適なモデルです。さらに、容量を5リットル拡張できる設計もあり、荷物が増えた時にも対応可能です。
- メリット:ショルダーハーネスや背面がしっかりと体にフィットする構造で、荷重を分散しながらしっかりと支えます。また、アウトドアに適した頑丈な素材を使用しているため、過酷な環境でも安心して使用できます。
- コスパ:丈夫な作りで長持ちし、多機能性と拡張性も考えるとコストパフォーマンスは非常に良好。アウトドアやアクティブな旅行を楽しみたい方には最適なバックパックです。
グレゴリー Zulu 40
- 容量:45リットル
- 特徴:GregoryのZuluシリーズは、通気性と軽量性が特徴のバックパックで、背面には「Free Floatシステム」が採用されており、背中とバッグの間に空気が通りやすく蒸れにくい構造です。軽量でありながら耐久性に優れ、荷物が多いときも快適に背負うことができます。
- メリット:クッション性の高いウエストベルトが重量をしっかり支えるため、長時間背負っても疲れにくく、アウトドアや長旅に最適です。ポケットも多く、荷物の仕分けがしやすいデザインです。
- コスパ:高品質でありながら長く使える耐久性と機能性があり、旅行の頻度が高い方には非常にコストパフォーマンスの良いバックパックです。
オスプレイ Farpoint 40
- 容量:40リットル
- 特徴:OspreyのFarpointシリーズは、旅行用バックパックとして人気があり、機内持ち込みが可能なサイズと収納力を兼ね備えたデザインです。メインコンパートメントが大きく開くため、荷物の出し入れがしやすいのもポイント。通気性に優れた背面パネルも快適性を高めています。
- メリット:軽量で丈夫な作りに加え、ウエストベルトがしっかりしており、肩や背中への負担を軽減してくれます。また、シンプルで無駄のないデザインは、旅行だけでなく日常使いにもぴったりです。
- コスパ:高機能ながらもリーズナブルな価格設定で、長く愛用できることからコスパの高いモデルと言えます。
モンベル チャチャパック 35
- 容量:35リットル
- 特徴:日本のアウトドアブランド「モンベル」のチャチャパックは、軽量かつコンパクトなデザインで、女性や小柄な方にも扱いやすいバックパックです。小さいながらも効率的に収納でき、シンプルで機能的なデザインが特徴。
- メリット:日本ブランドならではの軽量設計と優れた耐久性で、背負いやすさも抜群。ウエストベルトも付属し、肩や腰にかかる負担を分散できるため、長時間の旅行でも快適に使用できます。
- コスパ:シンプルながらも多機能で軽量なので、日帰りから長期旅行まで幅広く対応可能。コストパフォーマンスの良い選択肢です。
ノースフェイス テルス 35
- 容量:35リットル
- 特徴:ノースフェイスのテルスシリーズは、シンプルでありながら高い機能性を誇るバックパックで、旅行先でのハイキングや街歩きにも適しています。バックパネルに優れた通気性のある素材を使用しており、快適さが持続します。
- メリット:軽量で丈夫な素材を採用しているため、日常使いからアウトドアまで幅広く活用可能。ポケットやコンパートメントも豊富で、整理しやすいのが特徴です。
- コスパ:ノースフェイスブランドの信頼性に加え、多機能かつ軽量で扱いやすいことから、コストパフォーマンスの良い選択肢です。
以上、7つのバックパックを紹介しました。それぞれのモデルは、容量、耐久性、通気性、便利な機能が備わっており、旅行のスタイルや目的に応じて最適なものを選ぶことができます。
旅行中にあると便利な機能とガジェット収納ポイント
旅行中に大切な電子機器を安全に収納できるバックパックや、盗難対策の機能についても考えてみましょう。海外では、スマホやカメラ、パスポートなど貴重品の管理が重要です。
電子機器も安心!スマホやカメラを守る収納機能つきバックパック
1週間の旅行では、スマホやタブレット、カメラなどの電子機器も持ち運ぶ機会が多くなります。そのため、バックパックにはクッション性のある収納ポケットがあると安心です。また、専用のラップトップポケットが付いているモデルを選ぶと、機器同士がぶつかるのを防ぎ、傷や故障のリスクも軽減できます。
盗難対策も万全!セキュリティ機能つきバックパックの利便性
海外ではスリや盗難のリスクが高いため、バックパックに防犯機能があると安心です。ファスナーにロック機能が付いたものや、隠しポケットが配置されたバックパックを選ぶことで、貴重品を安全に持ち運ぶことができます。また、アクセスしにくいデザインになっていると、防犯性がさらに高まります。
私のおすすめが登山用のものばかりの理由
ここまで、おすすめのバックパックとあったら嬉しい機能を紹介してきましたが、疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
登山用のものばっかりやんけ!と。
しかしこれにはしっかりとした理由があります。
丈夫さ・耐久性の高さ
第一に丈夫・耐久性の高さが挙げられます。もしあなたが、デザインを重視してバックパックを選んで旅行中に、破れた、あるいはファスナー部分が壊れてしまった!ショルダーストラップが切れたなんてことになったらどうでしょう?
想像もしたくないですよね。もうその先の行程が思いやられます。
しかし、これは多くの旅行者が経験していることです。バックパックでの旅行というのは当然荷物を全て入れるわけで重さや、タフな仕様に耐えることができなければなりません。
そういった意味で、登山用のバックというのは、バックパッカーにももってこいのタフさを兼ね備えているというのが理由です。
拡張性の高さ
登山用のバックパックには雨蓋と呼ばれるものがあります。雨蓋のバックパックは名前の通り荷室への雨の侵入を防ぐ役割もありますが、もうひとつ大きな役割として、荷室の拡張ができるという点です。
お土産を買いすぎてしまった。現地で必要なものを調達し荷物が増えてしまったという場合でも、雨蓋付きのバックパックであれば、ある程度は荷質の拡張が可能です。
先ほどの耐久性の高さとも重複しますが、こういう時なんです。無理矢理に荷物を押し込んでビリッとか破れてしまったり、ファスナーが壊れてしまったり・・・
そういったことを防ぐ意味でも登山用のバックは優れているんです。
背負いやすや
そして最大の理由は背負いやすさです。
登山用バックパックは、背中や腰にしっかりとフィットする設計が施されています。
例えば、多くの登山用バックパックには「ハーネスシステム」と呼ばれる調整可能なショルダーストラップや腰ベルトが採用されています。これにより、荷物の重さが肩だけにかかるのではなく、腰や背中全体にバランスよく分散されるため、肩の負担を大幅に軽減できます。
さらに、背面パネルが通気性の良い素材でできているモデルもあり、登山中の汗や蒸れも軽減されるため、長時間の背負いでも快適な状態を保てます。
一般的なバックパックよリも重量がありますが、疲れを軽減する、長時間背負うことを想定して設計されているので、結果的に体への負担は軽減できます。
まとめ
1週間の海外旅行に最適なバックパックを選ぶ際は、容量やフィット感、そして防犯機能や電子機器の保護などの便利な機能に注目すると、快適に旅を楽しむことができます。
この記事でご紹介した選び方やおすすめのバックパックを参考に、自分にぴったりのバックパックを見つけて、充実した海外旅行をお楽しみください。