旅行を計画するときに、費用を少しでも安くしたいと考えるのは誰しもあることだと思います。費用として大きる占めるのが主に航空券代、宿泊代の二つだと思います。
そこで今回は少しでも航空券を安く買う方法、ポイントを解説していこうと思います。
安くなるタイミング、安くなる理由を理解する
同じ目的地、同じ便でも予約するタイミングによって、料金が違うことはご存知でしょうか?
例えば、とある便を予約して
この飛行機に安く乗ることができた。よかったー!!
と思っていたとして、実は隣の乗客はさらに安い値段でチケットを買っていたなんてことはよくあることです。その理由は需要と供給のバランスが変わることで、購入するタイミングによってチケットの値段が変化するからです。
何ヶ月前がベスト?
結局『何ヶ月前に買うのがベスト』なのかは、国内線、国際線、目的地、出発の曜日、シーズンオン、シーズンオフなどによって変わるので、断言はできませんが、概ね3〜4ヶ月前がベストだといえます。
1・LCCの航空便が多いので、お得なチケットが豊富
2・航空券の売れ行き次第で、さらに値下げされる場合が出てくる
2・1ヶ月前など、出発日が近いとLCCのチケットは売り切れていることが多く選択肢が少なくなる。
3・航空券を売り切る目処が立つので、直前には正規の値段になることが多い
などが主な理由です。
安く買うポイント
それからもう一つ安く買うコツとして、出発の日の曜日、時間を考えることは安く買うためのポイントになります。例えば、金曜日に出発する便は、他の便と比べて値段が高くなりがちです。理由は前途の通り需要が高いからです。
また、早朝や深夜に出発する便は日中の出発便と比べて安くなる傾向があります。以下、安く買うポイントをまとめましたので参考にしてください。
1・週の中日を出発日に選ぶ
2・出発の時間を早朝、深夜便を選ぶ
3・シーズンオフを狙う
早期購入のメリットとデメリット
航空券を安く買うには3~4ヶ月前がベストと書きましたが、それには利点もあれば注意すべき点もあります。ここでは、早期購入のメリットとデメリットを詳しく解説し、最適な購入時期を判断するための参考にしていただければと思います。
早期購入のメリット
1. 低価格での購入が可能
航空券は一般的に、出発日が近づくにつれて価格が上昇する傾向にあります。そのため、早期に購入することで、通常よりも低価格で航空券を手に入れるチャンスが増えます。特に、ピークシーズンや連休などの人気の高い時期に旅行を計画している場合、早期購入はほぼ必須です。航空会社も早期予約を促進するために、早割やプロモーションを行うことがあり、これを利用することでさらにお得に航空券を購入できます。
2. 座席の選択肢が豊富
早期に航空券を購入すると、希望する座席を確保しやすくなります。特に、窓側や通路側などの人気のある座席、またはエコノミーからビジネスへのアップグレードを希望する場合、早めに予約することが重要です。また、大人数での旅行の場合、隣同士の席を確保するのも早期購入の方が有利です。
3. 旅行計画が安定する
早期に航空券を購入することで、旅行の計画が早めに確定し、他の準備をスムーズに進めることができます。ホテルやレンタカーの予約、観光地のチケット購入など、旅行全体を計画的に進めることができ、ストレスを軽減できます。
早期購入のデメリット
1. 価格が下がる可能性がある
早期に購入した後に、航空会社がセールや特別プロモーションを実施する場合、購入価格よりもさらに安い航空券が出回ることがあります。このような場合、早期に購入したことがデメリットになることもあります。一部の航空会社や代理店では、価格保証制度を提供していることがありますが、全ての航空券に適用されるわけではありません。
2. 旅行予定の変更が困難
早期に購入した航空券は、通常、キャンセルや変更が難しく、手数料が発生することが多いです。旅行の日程が不確定な場合や、急な変更が予想される場合は、早期購入はリスクとなる可能性があります。特に、格安航空券では変更やキャンセルが一切できないことも多いため、慎重に判断する必要があります。
3. 予算の固定化
早期に航空券を購入すると、他の旅行計画の予算が固定化されてしまいます。例えば、後から他の航空会社や目的地へのより良いオファーが出た場合でも、既に購入した航空券に縛られてしまうことがあります。予算に余裕がある場合は問題ないかもしれませんが、限られた予算で旅行を計画している場合、この点は考慮すべきです。
結論:早期購入は状況に応じた判断が必要
航空券の早期購入には多くのメリットがありますが、デメリットも理解しておくことが重要です。特に、旅行の日程が確定している場合や、ピークシーズンに旅行する場合は、早期購入が有利です。
一方で、予定に柔軟性がある場合や、さらなる値下げの可能性がある時期に旅行する場合は、価格動向を見極めながら慎重に購入時期を選ぶことが求められます。
安く買うコツ・ポイント
航空券を安く買う時期、タイミングについて解説してきましたが、時期以外にも実はコツのようなものがあるんです。知っている人は活用し、かなり美味しい思いをしている人も多くいます。
ここからは、時期、タイミング以外の安く買うコツ・ポイントについて解説していきます。
航空会社のセールやプロモーションを活用する
航空券を安く購入するためには、航空会社が実施するセールやプロモーションをうまく活用することが鍵です。しかし、これらのセール情報はタイミングが重要で、気づかないまま終了してしまうことも多々あります。そこで、セールやプロモーションを見逃さないための具体的な方法をご紹介します。
1. 航空会社の公式サイトやニュースレターに登録する
航空会社の公式サイトでは、最新のセール情報や限定プロモーションがいち早く公開されます。さらに、ニュースレターに登録しておくと、セール開始の通知がメールで届くため、タイムリーに情報をキャッチできます。主要な航空会社だけでなく、格安航空会社(LCC)のサイトにも登録しておくと、幅広い選択肢が得られます。
2. 価格比較サイトを定期的にチェックする
SkyscannerやGoogle Flights、Expediaなどの価格比較サイトは、複数の航空会社の料金を一度に比較できる便利なツールです。これらのサイトでは、特定の期間中に行われるセール情報がまとめて表示されることがあり、効率的にお得な航空券を探せます。アラート機能を設定しておくと、価格が下がったタイミングで通知が来るため、さらに便利です。
3. ソーシャルメディアを活用する
TwitterやFacebook、Instagramなどのソーシャルメディアでは、航空会社がセール情報や特別プロモーションを告知することがあります。特にTwitterでは、フラッシュセールや数量限定のプロモーションが短期間で発表されることが多いので、フォローしておくと良いでしょう。また、航空会社以外にも、旅行系のインフルエンサーやトラベルブログがセール情報をシェアすることもあるので、これらもチェックしておくとさらに効果的です。
4. フライトアプリを利用する
最近では、スマートフォンのフライトアプリも非常に役立ちます。HopperやKayakなどのアプリでは、航空券の価格動向を分析し、最適な購入時期を教えてくれる機能があります。これらのアプリには、特定のルートや日程の価格が下がるとプッシュ通知で知らせてくれる機能もあるため、セールを見逃すリスクを減らすことができます。
5. クレジットカードの特典を確認する
特定のクレジットカードには、航空券の割引やキャッシュバック、特定の航空会社のセールに優先アクセスできる特典が付いていることがあります。特に旅行に特化したカードや、航空会社と提携しているカードを利用することで、セールやプロモーションを最大限に活用することができます。カード会社のニュースレターも定期的にチェックし、特典を逃さないようにしましょう。
6. 旅行代理店のセールを見逃さない
旅行代理店やオンライン旅行会社(OTA)も、独自のセールやプロモーションを行うことがあります。これらは航空会社とは別に提供されるため、さらにお得な航空券が見つかることも。特に、ツアーパッケージやホテルの宿泊サービス等を組み合わせたプランでは、大幅な割引が適用されることがあるので、旅行代理店のセールも定期的に確認しておくと良いでしょう。
特定の旅行先で最も安い時期とは?
同じ目的地であってもシーズンによって航空券の価格は変動します。シーズンのオンオフ、訪れる時期によっては、大幅に費用を抑えることができる場合もあります。以下では、目的地別に、最も安い時期について詳しく解説します。
1. アメリカ
アメリカ本土行きの航空券は、通常、観光シーズンが落ち着く時期に安くなります。
- 安い時期: 1月から3月、10月から11月
- 理由: 年始のホリデーシーズン後や、夏の観光シーズン前後は需要が減少し、航空券の価格が下がります。特に、東海岸や中西部へ行く場合、寒い季節を避ける人が多いため、冬の時期は安くなる傾向があります。
2. ハワイ
ハワイは一年を通じて人気の観光地ですが、時期によって航空券の価格は変動します。
- 安い時期: 9月から11月、1月から3月
- 理由: ハワイのオフシーズンは、観光客が少ない秋と冬の間です。この時期は気候も温暖で快適ですが、観光客が少ないため、航空券の価格が下がります。また、ゴールデンウィークや夏休みのピークシーズンを避けることで、さらに安くなります。
3. グアム
グアムも、日本からの旅行者に人気の高いリゾート地です。
- 安い時期: 5月から6月、9月から11月
- 理由: 日本の連休や夏休みの時期を避けると、航空券が安くなります。特に5月中旬から6月にかけては、学生の夏休み前で比較的安く旅行できます。台風シーズンに入る9月以降も、価格が下がる傾向があります。
4. ヨーロッパ
ヨーロッパは都市ごとに異なるが、オフシーズンに合わせるとお得に旅行できます。
- 安い時期: 1月から3月、10月から11月
- 理由: ヨーロッパの主要都市は、夏やクリスマスシーズンがピークとなるため、それ以外の時期が狙い目です。特に冬のヨーロッパは寒さが厳しく、観光客が減るため、航空券の価格が下がります。春や秋も観光客が減少するため、比較的安くなります。
5. アジア
アジア地域は、季節やイベントに大きく左右されます。
- 安い時期: 6月から9月、1月から2月
- 理由: アジアの多くの国々は、夏の雨季や旧正月前後がオフシーズンです。この期間中は旅行者が少なく、航空券の価格も安くなります。また、観光地の混雑も避けられるため、快適な旅行が楽しめます。
6. 中南米
中南米は、観光シーズンが地域によって異なるため、注意が必要です。
- 安い時期: 4月から6月、9月から11月
- 理由: 南米では、南半球の季節に合わせて観光シーズンが異なります。例えば、ブラジルやアルゼンチンでは秋(4月から6月)や春(9月から11月)がオフシーズンとなり、航空券が安くなります。逆に、冬や夏のバカンスシーズンは高くなります。
7. 中東
中東は気温が高いため、観光に適した時期が限られていますが、それ以外の時期に安く旅行できます。
- 安い時期: 5月から9月
- 理由: 中東は非常に暑い夏の時期がオフシーズンとなります。この時期は気温が非常に高く、観光客が減るため、航空券の価格が下がります。快適な気候を望む場合、費用は上がりますが、秋から春にかけてがベストシーズンです。
まとめ:航空券を安く購入するためのポイント
- 航空券の価格変動の仕組みを理解する
- 需要や時期によって価格が大きく変わるため、購入タイミングを見極めることが重要。
- 早期購入を活用する
- 特に人気のある時期や場所への旅行では、早めに航空券を購入することで、より安く購入できる可能性が高い。
- キャンペーンやセールを賢く利用する
- 航空会社のニュースレターや、twitter(X)をフォロー、価格比較サイトやアプリを活用して、最新のプロモーション情報をチェックする。
- 目的地別の安い時期を知る
- アメリカ、ハワイ、ヨーロッパなどの各地域で、航空券が最も安くなる時期を理解し、そのタイミングで旅行を計画する。
これらのポイントを押さえることで、航空券をお得に購入できるはずです。賢く情報収集を行い、最適なタイミングで航空券を手に入れてください。
今回は航空券を安く買う方法についてでしたが、旅行の計画全体を立てるには他にも重要なポイントがあります。旅行全体の準備についてもっと知りたい方はこちらの旅行計画ガイドをご覧ください。