1週間の海外旅行に最適なバックパックの容量は?選び方とおすすめ7選

海外旅行を計画し、いざ準備を始めると『容量はどれくらい必要なんだろう?』『どんなものを選べばいいの?』と疑問を抱く方もいるのではないでしょうか?

これって結構悩ましいんですよね。大きすぎるのは移動の負荷が増えるし、小さすぎて必要なものが入らない、お土産買いたいけど容量がパンパンなんてことも。

私自身、33Lのグレゴリーでラオス・ベトナム、チェコ・オーストリアをそれぞれ6泊8日で旅行しました。33Lでも旅はできましたが、荷物の余裕や使い勝手には気になるところがありました。

この記事では、1週間の海外旅行に必要なバックパックの容量をはじめ、機内持ち込みを考えたサイズや重量、長時間背負ったときの使いやすさまで、私の経験をもとに解説します。

後半では「私が考える1週間の海外旅行に使いやすいバックパック」も7つ紹介していきますので最後までお付き合いくださいね。

目次

1週間の海外旅行に最適なバックパックの選び方

1週間の海外旅行では、日数が長い分、衣類やガジェット類など必要な荷物が多くなりがちです。そのため、容量や機能、快適性を考えたバックパック選びが大切です。ここでは、バックパックの容量やフィット感、便利機能に注目した選び方の基本を解説します。

ズバリ最適な容量とサイズ

先に結論として、1週間の旅行に適したバックパックの容量。私の考えでは、

35〜45リットルがベスト。

なぜ35〜45リットルなのか?これにははっきりとした主な理由が3つあります。

理由1:必要な衣類品が3日分収容できる

海外旅行の持ち物としてもっとも嵩張るもの、収容スペースをとるものが衣類です。なるべく衣類を少なくするのはパッキングの基本で、3日分の衣類があればOKというのが私の考えです。

仮に5日分の衣類(下着類含む)を持っていっても一度は現地で洗濯する必要が出てきますし、洗ってない下着類をそのままバックパックに入れておくのっていやですよね。

理由2:ギリギリ機内持ち込みサイズに収まる

多くの航空会社では、縦55cm x 横40cm x 奥行き25cm程度のバックパックが機内持ち込み可能なサイズとされています。機内持ち込みできれば、預け荷物が増えず移動もスムーズになりますので、旅行がより快適になります。航空会社によって多少の違いがありますが、追加料金が発生したりすることも。

※ ANAとJALの国際線では、機内持ち込み手荷物は基本的に3辺の合計が115cm以内、55×40×25cm以内、重量10kg以内となっています。

理由3:多少の余裕があり、帰りに荷物が増えても収まることが多い

現地でお土産を買うと必ず持ち物は増えていきます。『お土産なんて必要ない』と思っていてもいざ行くと欲しくなるものです。出発の際に『ギリギリ納まった』というパッキングではお土産を収容するスペースがありません。衣類・ガジェット類を収容してもちょっとスペースに余裕があるというのが理想で、35〜45リットルあれば出発時に荷物パンパンということにはなりにくい容量と言えます。

バックパック選びの基本・ポイント

バックパックは、体型や体力に合ったものを選ぶことで、肩や腰への負担が軽減されます。特に1週間の旅行となると荷物が重くなることも多いため、重さを分散できるフィット感の良いものが必要です。自分の体にしっかりとフィットするバックパックを選ぶには、主に以下の3つのポイントをチェックしましょう。

選ぶポイントは他にもありますが、背負い心地、フィット感は絶対に妥協しない方がいい!もう一回言います!背負い心地、快適性、フィット感は何より優先ポイントです。

背負い心地、フィット感に直結するバックバック選びのポイントは以下の3点。

バックパック選びのポイント
  1. ウエストベルト:重量を腰で支えるウエストベルトがあると、肩や背中への負担が軽減されます。ベルトがしっかりとした幅のあるものを選ぶと、重い荷物でも安定感が増します。
  2. ショルダーストラップ:クッション性が高く、体にフィットするものを選びましょう。肩幅に合った幅広のストラップは、肩にかかる負担を分散してくれるためおすすめです。
  3. バックパネル:背中部分に通気性の良いパネルがあると、長時間背負っても蒸れにくくなります。背中にぴったりと沿うデザインで、安定感のあるものを選ぶと疲れにくいです。

バックパックを試着する際は、肩と腰の両方で重量を分散できるか確認し、自分の体に合ったものを選ぶようにしましょう。

都市間移動では肩への負担が大きかった

もちろん、バッグのデザインやメーカーだったり何を重視するかはその人の自由なんですが、私自身、33Lのグレゴリー Day and a Halfで、ラオス・ベトナムとチェコ・オーストリアをそれぞれ6泊8日で旅行しました。

グレゴリーのデイアンドハーフの引きの全体画像
6泊8日の海外旅行に実際に使用した33Lのグレゴリー デイアンドアハーフ

荷物はかなり絞っていて、Tシャツ3枚、甚平の寝間着、下着3日分、長袖シャツ1枚、洗面用具、スマホの充電器と変換プラグなど。旅行中はどちらも2回ほど洗濯しています。

このくらいまで荷物を減らせば33Lでも収まりましたが、出発時にはほぼ満杯でした。

お土産もほとんど買わない私の旅行スタイルでこの状態なので、冬服を入れたり、お土産を買ったりするなら33Lではかなり厳しくなります。

「入ればOK」なら33Lでも旅行できますが、荷物を詰め込まずに使いたいなら、35〜45Lくらいあるほうが使い勝手や収納のストレスなく快適に過ごせますね。

それとやはりバッグの重量が結構あるので肩への負担はきつかったですね。

荷物を取り出しやすいポケット配置もチェック

バックパックは、荷物が入るだけでなく「必要なものをすぐ取り出せるか」も意外と大事です。

これも33LのDay and a Halfを使っていて実感しました。

ポケットが少なく、ガイドブック、チケット、パスポート、スマホ、財布、ペンなどの小物は、バックパックの内側にあるメッシュポケットにまとめて入れていました。

これが意外と不便で、必要なものを取り出すたびにバックパックを開けて、メインコンパートメントの中から探す必要があります。

荷物が少ないうちはまだよかったのですが、出発時のようにバックパックがいっぱいになると、内側のポケットまで手を入れて小物を探すのがかなり面倒でした。空港でパスポートやチケットを取り出すときにも、この不便さを感じました。

ペットボトルを入れる場所もなかったので、ドリンクを飲むだけでもメインコンパートメントを開いていたのでこれもちょっと面倒だった。

その経験から、今選ぶなら外側の小物ポケットやボトルホルダーなど、歩きながら使うものをすぐ取り出せる収納も快適性を高める重要なポイントです。

グレゴリーのデイアンドハーフのインナーポケット
パスポート、チケット、コンタクトレンズなどの小物類を全て入れていたこのバック唯一のインナーポケット

海外旅行なら旅行用より登山用バックパックがおすすめな理由

海外旅行用のバックパックというと、スーツケースのように大きく開く旅行専用モデルを思い浮かべる人も多いと思います。

もちろん旅行用にも使いやすいモデルはありますが、個人的には、荷物を背負って長い距離を移動するなら登山用バックパックもかなり使いやすいと思っています。

荷物を背負って長時間移動することを前提に作られている

海外旅行では、空港からホテルまで歩いたり、鉄道やバスを乗り継いだり、チェックイン前に街を歩いたりすることがあります。

スーツケースなら転がせる場面でも、石畳や階段、舗装されていない道ではバックパックのほうが動きやすいこともあります。

登山用バックパックは、そもそも荷物を背負って歩くことを前提に作られています。

背中にフィットさせる構造やショルダーハーネスなど、長時間の歩行を想定した作りになっているため、移動が多い海外旅行とも相性がいいです。

荷重を腰に分散できる

荷物が増えてくると、肩だけで背負うタイプのバックパックは負担を感じやすくなります。

登山用にはヒップベルトが付いているモデルが多く、荷物の重さを腰にも分散できます。

ショルダーストラップの幅やクッション性も、肩への負担を左右します。

次に海外旅行用のバックパックを選ぶなら、容量だけでなく、こうした荷重を分散する構造もかなり重視したいと思っています。

耐久性が高い

海外旅行では、バックパックを飛行機の荷物置き場に入れたり、バスや電車の荷物スペースに押し込んだりすることがあります。

旅行中は意外と雑に扱う場面が多いので、丈夫な素材やパーツを使ったバックパックは安心感があります。

登山用は岩場や山道などで使うことも想定されているため、長く使える丈夫さを備えたモデルが多いのも魅力です。

容量を調整しやすい

登山用バックパックには、40L+5Lや40L+10Lのように、容量を増やせるモデルもあります。

旅行中に荷物が増えても対応しやすいので、帰りにお土産を買う予定がある人にも便利です。

ただし、容量を増やせるからといって、最初からパンパンに詰める必要はありません。余裕を持たせておけば、荷物の出し入れもしやすくなります。

実際、海外旅行でいろいろな国を訪れてみると、登山用に見えるバックパックを使っている人をかなり多く見かけました。

もちろん旅行用バックパックにも便利なモデルはありますが、「海外を歩き回るためのバッグ」と考えると、登山用の作りはかなり理にかなっています。

実際の旅行で長い距離を歩くことが多いなら、旅行専用モデルだけに絞らず、登山用バックパックも候補に入れてみると選択肢がかなり広がります。

1週間の海外旅行におすすめのバックパック7選

ここでは、1週間程度の海外旅行に使いやすい35〜45L程度のバックパックを7つ紹介します。

色んなタイプ、色んなメーカーから旅行用だけでなく登山用からも選びました。

※価格や仕様は2026年10月8日時点で各メーカー公式サイトや正規取扱店などを調査したものです。価格や仕様は変更される場合があるため、購入前に販売ページで最新情報をご確認ください。

Osprey(オスプレー) Farpoint 40

  • 容量:40L
  • 重量:1.48kg
  • サイズ:55 × 35 × 23cm
  • タイプ:旅行用
  • 価格:31,900円(税込)

OspreyのFarpoint 40は、40Lの容量と背負いやすさを両立した旅行向けバックパックです。

LightWireフレームがショルダーハーネスからヒップベルトへ荷重を移し、背面にはAirScapeを採用。ハーネスとヒップベルトは収納できるため、飛行機や公共交通機関で扱いやすいのも特徴です。

55×35×23cmと機内持ち込みを意識したサイズで、重量は1.48kg。容量、背負いやすさ、旅行中の扱いやすさをバランスよく求めたい人に向いています。

Gregory(グレゴリー) Compass 40

  • 容量:40L
  • 重量:0.95kg
  • サイズ:56 × 32 × 22cm
  • タイプ:旅行用
  • 価格:26,400円(税込)

GregoryのCompass 40は、ダッフルバッグのように大きく開くメインコンパートメントを備えた旅行向けバックパックです。

重量は0.95kgと、今回紹介する7モデルの中で最も軽量。外側から直接アクセスできるPCコンパートメントやサイドボトルポケット、トップポケットなど、荷物を整理しやすい構造になっています。

Karrimor(カリマー) tribute 40

  • 容量:40L
  • 重量:1.22kg
  • サイズ:55 × 32 × 26cm
  • タイプ:旅行用
  • 価格:26,400円(税込)

Karrimorのtribute 40は、旅行や出張を意識した収納性の高い40Lモデルです。

メインコンパートメントは大きく開くフルジップタイプで、PC収納にも対応。両サイドにはボトルなどを入れられるワンドポケットがあり、レインカバーも付属します。

重量は1.22kgと比較的軽く、収納式のヒップベルトやスーツケースに固定できるラゲッジアタッチメントも装備。バックパックとして背負うだけでなく、空港や駅での移動も考えられたモデルです。

Gregory(グレゴリー) Border Carry-On 40

  • 容量:40L
  • 重量:1.75kg
  • サイズ:55.9 × 35.6 × 22.9cm
  • タイプ:旅行用
  • 価格:38,500円(税込)

GregoryのBorder Carry-On 40は、機内持ち込みを意識したトラベルパックです。

55.9×35.6×22.9cmの40Lで、PCやタブレットを専用スペースに収納可能。スーツケースのハンドルに通せるパススルーもあり、空港での移動を考えた機能が充実しています。

一方で重量は1.75kgと、今回紹介する中では重め。軽さよりも収納性や空港での使いやすさを優先したい人に向いています。

Millet(ミレー) Saas Fee NX 40+5

  • 容量:40+5L
  • 重量:1.56kg
  • サイズ:30 × 65 × 21cm
  • タイプ:登山用
  • 価格:29,700円(税込)

MilletのSaas Fee NX 40+5は、登山用バックパックならではの背負いやすさが魅力です。

40Lをベースに最大5Lまで容量を増やせるほか、背負ったままボトルを取り出せるサイドアクセスポケットを備えています。ショルダーハーネスにもメッシュポケットがあり、歩きながら小物を取り出しやすい構造です。

旅行中に長い距離を歩くことが多く、バックパックを背負って移動する時間が長い人には相性のいいモデルです。

Deuter(ドイター) Aircontact Lite 40+10

  • 容量:40+10L
  • 重量:1.59kg
  • サイズ:73 × 30 × 25cm
  • タイプ:登山用
  • 価格:36,300円(税込)

DeuterのAircontact Lite 40+10は、荷物が多い人に向いた登山用バックパックです。

40Lをベースに最大10Lまで容量を拡張でき、VariQuickによる背面長の調整にも対応。Xフレームやヒップベルトなど、荷物を背負って歩くことを考えた構造になっています。

ただし、サイズは高さ73cmと今回の7モデルではかなり大きめ。機内持ち込みよりも、荷物の量や長時間の歩きやすさを優先したい人向けです。

Patagonia(パタゴニア) Black Hole MLC 45L

引用元:パタゴニア公式ホームページ
  • 容量:45L
  • 重量:1.635kg
  • サイズ:36 × 56 × 19cm
  • タイプ:旅行用
  • 価格:34,100円(税込)

PatagoniaのBlack Hole MLC 45Lは、旅行での使いやすさを重視した45Lのトラベルバッグです。

バックパック、ショルダーバッグ、ダッフルバッグの3通りで使えるのが大きな特徴。メインコンパートメントに加えてPC収納やオーガナイザーポケットも備えているため、荷物を整理しながら持ち運べます。

45Lという今回最大の容量でありながら、36×56×19cmと比較的スリム。荷物が多い人や、旅行中に持ち方を変えたい人に向いています。

※楽天市場・amazonで適正な価格の商品がなかったのでパタゴニアの公式ホームページより商品画像を引用しています。

1週間の海外旅行におすすめのバックパック7選を比較

ここまで紹介した7モデルを、容量・重量・サイズなどの基本スペックと、どんな人に向いているかで比較します。

モデル 容量 重量 サイズ タイプ 向いている人
Osprey Farpoint 40 40L 1.48kg 55 × 35 × 23cm 旅行用 容量・背負いやすさ・使いやすさをバランスよく求める人
Gregory Compass 40 40L 0.95kg 56 × 32 × 22cm 旅行用 とにかく軽さを重視する人
Karrimor tribute 40 40L 1.22kg 55 × 32 × 26cm 旅行用 収納性やボトルの取り出しやすさを重視する人
Gregory Border Carry-On 40 40L 1.75kg 55.9 × 35.6 × 22.9cm 旅行用 PC収納や空港での使いやすさを重視する人
Millet Saas Fee NX 40+5 40+5L 1.56kg 30 × 65 × 21cm 登山用 長時間背負って歩くことが多い人
Deuter Aircontact Lite 40+10 40+10L 1.59kg 73 × 30 × 25cm 登山用 荷物が多く、背負いやすさを重視する人
Patagonia Black Hole MLC 45L 45L 1.635kg 36 × 56 × 19cm 旅行用 大容量と3WAYの使い勝手を求める人

機内持ち込みならどれがおすすめ?

機内持ち込みを重視するなら、Osprey Farpoint 40、Gregory Compass 40、Karrimor tribute 40、Gregory Border Carry-On 40あたりが候補です。

いずれも高さ55〜56cm前後ですが、航空会社によってサイズや重量の規定は異なります。特に「40Lなら必ず機内持ち込みできる」というわけではないので、利用する航空会社の規定は出発前に確認しておきましょう。

一方、Deuter Aircontact Lite 40+10は高さ73cmあるため、機内持ち込みを前提に選ぶモデルではありません。

軽さを重視するならどれがおすすめ?

軽さを最優先するなら、Gregory Compass 40が頭ひとつ抜けています。

重量は0.95kgで、今回紹介する7モデルの中で唯一1kgを切ります。40Lの容量を確保しながらバックパック自体が軽いので、荷物をたくさん入れる人ほど重量差を感じやすいモデルです。

背負いやすさを重視するならどれがおすすめ?

長時間歩くことが多いなら、Osprey Farpoint 40、Millet Saas Fee NX 40+5、Deuter Aircontact Lite 40+10が候補になります。

特にSaas Fee NXとAircontact Liteは登山用として、荷物を背負って歩くことを前提に作られています。

海外旅行では、空港からホテルまで歩いたり、鉄道駅から宿泊先まで移動したりすることもあります。こうした移動が多いなら、単純な容量だけでなく、背負ったときの負担も考えて選びたいところです。

荷物が多いならどれがおすすめ?

荷物が多くなりやすい人は、Patagonia Black Hole MLC 45Lや、容量を拡張できるMillet Saas Fee NX 40+5、Deuter Aircontact Lite 40+10が候補です。

特にAircontact Lite 40+10は40Lから最大10Lまで容量を増やせるため、衣類が増えやすい冬の旅行や、荷物を多めに持っていきたい人に向いています。

ただ、容量が大きければいいわけではありません。私自身は33Lでも6泊8日の旅行をこなせました。大切なのは、自分の荷物が無理なく収まり、移動中も扱いやすい容量を選ぶことです。

まとめ|1週間の海外旅行なら35〜45Lを目安に選ぶ

1週間の海外旅行なら、35〜45Lくらいを目安にすると選びやすいです。

今回の記事で紹介した選び方をまとめると、

  • 容量:35〜45Lを目安にする
  • サイズ・重量:機内持ち込みなら外寸と重量も確認する
  • 背負いやすさ:長時間の移動を考えて、荷重を分散できるものを選ぶ
  • 収納性:小物ポケットやボトルホルダーなど、必要なものを取り出しやすいものを選ぶ
  • タイプ:旅行用だけでなく、登山用も候補に入れる

1週間の海外旅行用バックパックを選ぶなら、まずは35〜45Lを基準にして、自分の荷物量や旅行スタイルに合った一台を探してみてください。

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